divergent recordのwebがオープンするにあたって、ディストロでお取り扱いしているアーティストの紹介をするコラムを書くこととなりました。
さて、最初にご紹介する方はどうしようかな‥と考えていましたが、
ディレクターのキタジマが元々テストで作っていたページがsense of lifeになっていて「いっそ、このまま私が書けばいいか!」となったので最初のコラムは彼らについて書きます。
2015年結成。京都を拠点に活動する4人組インストポストロックバンド。
ポストロックのみならず様々なジャンルの音楽を消化し、繊細で時にアグレッシブな躍動感溢れるサウンドを流麗なピアノの旋律で彩る。
2018年10月には1st EP”before the season flows”をリリースし、2019年3月に初の自主企画となる”To Overlap Sensations”を開催。
京都を拠点に活動する、とプロフィール文には書いていますがその実メンバー誰も京都に住んでいないんですよね。笑
ただ、京都に以前からあるポストロックやインストの系譜を受け継ぎ、ここ数年地道にファンを増やしているバンドであることには間違いないです。
以前はライブ活動も関西圏のみではありましたが、2019年より少しずつ活動範囲も広がり一気に知名度も上がったのではないでしょうか。
ギター、ベース、キーボード、ドラムの構成。
繊細且つドラマティックな迫力あるサウンドへ美しい鍵盤が入ることによって、音に鮮やかさが感じられます。
ハードコアバンドの経験があるメンバーが居れば、日常的にクラシックやジャズも演奏するメンバーが居る‥この非常に不思議な構成だからこそ、様々なジャンルの要素が盛り込まれた楽曲が生まれているのでしょうね。
ポストロックのみに留まらないバンドだからこそ、幅広く色んなジャンルのイベントに出演しているのだと感じます。
2019年は年間のライブが13本だったそうで(2018年は6本)、以前と比べてようやくたくさんの方の目と耳に留まるようになったのだと思うと個人的に私も嬉しいです。
初めてライブを観た日から今まで等しく、純粋に彼らの音がたくさんの方に広まって欲しいと願っています。
2019年6月には、私の主催企画「divergent vol.2」にもご出演頂きました。
このイベントは、元々彼らが2018年10月にリリースした「before the season flows」というepのレコ発東京編として構想したものでした。
彼らにとっては、初めての東京でのライブでしたね。
「before the season flows」
収録されている4曲にはそれぞれのストーリー性があり、一度聴いたらその世界観に引きずり込まれること間違いなしです。
インストバンドが好きな人やポストロックが好きな人は勿論、前述の通りハードコアが好きな人にもきっと刺さることでしょう。
個人的には、「インストゥルメンタルってなんだ‥?」と、初めて歌の無い音楽に触れる方にも是非聴いて頂きたいです。
今彼らはどんどん実力をつけ、次のステップへと上がっていく段階にいると感じます。
2019年12月に配信限定でリリースした楽曲も、更に磨きがかかった2曲となっているので、是非合わせて聴いてみて下さい!